
理系の会社に応募してみる
ここは就活中の学生さん向けブログ。
今日は、「事務・営業系」の就活に関して、「文系の学生諸氏に理系会社のおススメ」。
文系の会社、理系の会社の定義は過去のブログを参照願いたい。
「文系」の学生にとって「理系」の会社はちょっと敷居が高いだろうか。
特に、研究開発系企業に対しては「入社してどんな仕事をするのか、見当がつかない」と考える人がいるかもしれない。 以前、CEDECの講演会で話をした後に頂いたコメントの中には「開発会社で事務系の仕事があることに驚きました」というものもあった。
会社である以上、研究開発会社にだって、事務管理部門や営業部門はある。そして、そういう会社における事務・営業系部門は大抵大きい組織ではないので、守備範囲の広いやりがいのある仕事ができるものだ。
就活のコツ的に言うと、意外な盲点であるため競争率が低かったり、じっくり選考してもらえたりする。
優秀なライバルが多く、競争率も高い「文系の会社」い応募するよりよほど就職しやすい。
入社後、浮いてしまうのでは?と心配かもしれないが、私は、「理系出身者が文系文化になじむのは難しいが、文系出身者が理系文化になじむのはたやすい」と思う。なぜなら、理系文化は「わかりやすい=論理的=答えが明快」だからだ。
営業系では、深い技術知識がないと仕事ができないのでは?と思うかもしれない。確かに、技術の概要は努力して理解しなければならないが、一旦理解すると、専門知識の無い人のほうが他分野の人にも理解してもらえる『わかりやすい説明』を身につけることができる。
専門知識がありすぎる人だと、自分の常識が相手の常識と誤解し、その分野の知識が少ない人に「わかりにくい」説明をしてしまうことがあるものだ。
余談だが、ゲーム開発においてゲームが大部分完成した段階で、「まったくゲームに興味の無い人」にプレイしてもらうことがある。これが貴重なのだ。日頃からやり込んでいる人が想像もつかないような、ボタンの押し方や、プレイ法をやってくれたり、誰でもわかるはずの進行プロセスで「どう進んでいいかわからない」などと言ってくれるからだ。
大組織の同じ人種の中の一人より、「希少価値として存在する」ことは、存在感ややりがいがあり、とても楽しいものだ。
by 古川@CRI